独自ドメインをウェブサイトとメールアドレスのために取得しよう

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自分自身のウェブサイトを公開するときには独自ドメインが必要です。また、独自ドメインがあれば自由にメールアドレスを作ることもできます。

どのような名前の独自ドメインにするかはアイデア次第。好きな言葉やニックネームにちなんだ名前にしても、ウェブサイトのタイトルと同じでも、まったく新しい言葉を考えてもいいでしょう。

名付けルール

独自ドメインは「任意の文字列」と「トップレベルドメイン」の組み合わせでできています。

最初の文字列は自由に、その後の文字列は決められている中から選びます。

独自ドメインは自由に作ることができる

欲しいドメイン名が空いていない場合は、単語を追加する、ハイフンで繋ぐ、日本語読みのアルファベットにする、日本語で登録できるドメインを選ぶ、ドメインの種類を変更するなども考えてみましょう。

ドメイン名の工夫
取得できないときは 工夫してみよう
example.com 単語の追加
perfect-example.com
複数形にする
examples.com
日本語の英字表記
jitsurei.com
日本語で登録
実例.com
ドメイン変更
example.coffee

ドメインに使用できる文字数

ドメイン名の文字数はドメインの種類によりますが、ローマ字(半角英数字) 3〜63 文字程度、日本語で登録できるドメインでは 1〜15 文字程度です。

日本語で登録できるドメインでは一文字のドメイン名が作れます

下記画像の検索結果は お名前.com 2019年4月26日現在。

onamae-ore

日本語ドメインでメールアドレスを作るときは Punycode(ピュニコード)表記になり、「俺.net」の場合だと「account@俺.net」でなく「account@xn--lvq.net」になります。

新しいドメイン(New gTLD)

独自ドメインで、.com や .net を使用しているウェブサイトが圧倒的に多いのは、インターネットが始まった当初から使われているドメインだからです。

現在では新しいドメイン(New gTLD)が続々登場しているので、個性的な独自ドメインやメールアドレスを作成することもできます。

新旧の gTLD
歴史あるドメイン .com /.org /.net /.info /.biz ……
新しいドメイン .xyz / .work /.blue /.red /.pink /.click /.website /.link /.lol …… 総数 1,000個以上?

「gTLD」とは「genericTLD(分野別のトップ・レベル・ドメイン)」のことで、特定の分野・属性(generic=共通の集団)に用いるドメインの種類です。

なお、New gTLD のうち、.tokyo /.asia /.world /.earth などの地域を表しているドメインも gTLD とされています。.jp ドメインのように「ccTLD(country code TLD)」に分類されるのかなと思っていたのですが、どうも違うようです。国じゃないからかな?

新しいドメインに対するGoogleの評価は?

.com のほうが有名なサイトが多いので検索結果の上位に載りやすいのでは?と考えるかもしれませんが、Google の公式情報で「他のドメインと同じ」であると書かれています。.com ドメインの総数が多いので検索結果の上位を占める割合も高くなるという訳です。

基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: 新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて

検索結果には影響しないものの、ウェブサイトのイメージにあうドメインを選ぶことで人に与える印象は変わるはず。例えば .earthドメインでは地球/人類/大地/自然などの雰囲気を感じとってもらえるでしょう。ウェブサイトのテーマ次第では新しいドメインを使ってみるのも効果的だと思います。

独自ドメインで作るメールアドレス

独自ドメインがあるとメールアドレスを作成することもできます。既存のウェブサービスでは作ることが不可能なシンプルなユーザー名のメールアドレスも作れます。

覚えやすいメールアドレスが作成可能。

独自ドメインのメールアドレスを作成

メールアドレスの作成作業は、独自ドメインを取得した後に、各自で契約しているレンタルサーバーで行います。なお、独自ドメインのウェブサイトを公開せずにメールアドレスだけを使用することもできます。

独自ドメインの取得

ドメイン名にしたい言葉を思いついたら、ムームードメインで検索してみてください。どんなドメインの種類があるのか見ているだけでも楽しい。

ムームードメインはドメインの種類と価格が見やすい

mumu-domain-search

取得する会社を考える

取得可能な独自ドメインは同じドメインの種類を取り扱っているところなら、ほかのサービス会社でも取得することができます。ムームードメインで取得できるならお名前.com やバリュードメインでも大丈夫。違うところは、取得価格、更新料、展開しているレンタルサーバー、オプションサービスなどです。

独自ドメインで使うドメインの種類を決めたら、そのドメインの取得と維持に掛かる金額を調べておきましょう。長く使うほど安い方が経済的です。どこで取得しても各レンタルサーバーで使うことができます。

もし、多少の金額の違いにはこだわらない、使いやすいほうがいいというのであれば、レンタルサーバーと同じ事業者のドメイン管理会社を使うのがおすすめです。独自ドメインとレンタルサーバーの関連付けに必要なネームサーバーの設定が不要(あるいは簡単)です。

同じ事業者のサービス
レンタルサーバー ドメイン取得
ゴンベエドメイン ゴンベエドメイン
エックスサーバー エックスドメイン
スターサーバー スタードメイン
お名前.com お名前.com
ロリポップ! ムームードメイン
ヘテムル
コアサーバー バリュードメイン

契約したレンタルサーバーの会社がドメイン取得サービスを行っていない(あるいは取得金額が高額)なときは、使いたいドメインの維持費が安いところが経済的です。

比較的安いのはスタードメインですが、ドメインの種類はムームードメイン、バリュードメイン、お名前.com、ゴンベエドメインのほうが取扱数が多いので、各社調べてみてください。