MacBookProの内蔵バッテリーをAppleで交換修理した
Macのシステム情報.app のバッテリー情報に「バッテリーの交換修理」が表示されるようになってしまった。使っているモデルは、MacBook Pro 2012 なのですでに7〜8年使っている。
使用時はACアダプタで給電しながら使うことが多かったので、充放電回数は600回台とまだまだ大丈夫かと思っていた。しかし、表示ではバッテリー残量はあるはずなのに急にスリープになったり突然シャットダウンすることが、ときどき起こるようになってきた。
ノートブックMacは充放電回数 1,000回までは使えることになっている。しかし、その基準に満たないからといって、性能に問題が生じないわけではなく現実的にバッテリーの性能が低下しているのは明らかだった。保証期間内でこの状態なら無料でバッテリーの交換修理になるだろうけど保証はとっくの昔に切れてしまっているので有料修理になる。
そのままでもACアダプタで使い続けることもできるけど、電源がないところで安心して使いたいときに困るので修理するしかないなあ。
自分自身で交換するためのバッテリーのパーツもあるにはあるが、交換の手間も掛かるし内部を開けるのはちょっと不安だし(余計に壊れたらどうする?)、純正パーツでないのでバッテリー性能の保証はないし、リチウムイオン電池の不良品は爆発する危険もあるし……と、Appleに修理に出すのが賢明かなとおもう。
気になる修理料金は、「mac 修理 – Apple サポート 公式サイト」によると、15 インチ MacBook Pro Retina ディスプレイの場合は 19,800円+税。
一方、自分自身で交換するためのバッテリーのパーツは、アマゾンで「MacBookPro 交換 バッテリー」を調べると、7,000円くらいのものが多い。Appleで修理するのに比べて 1/3 と破格に安い……。
でもでもやっぱり、今回はAppleに修理を依頼する。まあ安心だしね。
修理依頼
修理に出す方法は、Apple サイトのサポートページの「修理を開始する 」から。バッテリーが持たないことを書いて申し込みをする。
今までの修理は Mac を Appleに送ったことしかなかったので、初めて Genius Bar(ジーニアスバー)を体験すべく日時を予約して持っていくことにした。
ジーニアスバーは特別な部屋があるのかなと思っていたらそんなことはなくて、Appleストアの売り場でMacのGeniusな人が対応してくれるだけだった。でも、「修理こと以外でもなんでも聞いてください」と親切でした。
当日は、MacBook Proを点検して、バッテリーの交換修理が必要(バッテリーテスト不合格)ということを確認してもらって、MacBook Pro を預けて完了。
あれ?預かり票もらってなかったと気づいた頃、メールで「Genius Bar サービス見積書」が送られてきた。
修理完了
1週間後に自宅へ返送。古い機種のため部品調達に時間がかかるかもしれないということで、当初修理完了まで2週間の予定だったが、思いのほか部品調達がはやくできたようだ。
あと、普段は預けたストアに受け取りに行かないといけないところ、新型コロナ感染防止対策でAppleストアが閉店していたのでサービスセンターから直送してもらえたのもありがたかった。修理費支払いはAppleストア再開後に、ということでまだです。
(追記)6月になってAppleストアが開いて、料金を払いに行ったらなんと無料になっていた。コロナ対応でご迷惑をおかけしたので今回のお支払いは結構です、とのこと。ありがとうApple♥
充放電回数について
Macbook、MacBook Pro の充放電回数(フル充電サイクル)は1,000回まで性能が維持されるということになっています。
MacBookのバッテリーは、フル充電サイクルを1,000回繰り返した時に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計されています。
バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)
今回、修理前のバッテリーは600回台だったので、まだまだ使えるはずがバッテリーテスト不合格だったので、単純に充放電回数よりは使用方法や期間によるのかもしれません。
修理前に、データがMacに残ったままにするのを避けるため、macOSのクリーンインストールをしたところ、バッテリー状態が「バッテリーの交換修理」から「正常」に戻ったため、その「正常」なまま使っていたところ、ふたたび突然シャットダウンするようになり、「バッテリーの交換修理」表示に逆戻り。やはりバッテリーはかなりダメになっているようだった。
ということから、メルカリなどで売られている「古いMacですが充放電回数が1000回に満たないのでまだまだバッテリーは正常です」というような商品は結構やばいのではないか、という知見を得た。
OSをクリーンインストールすれば、相当ダメなバッテリーでも一見「正常」に戻るんですよ!
バッテリーの状態を判断するためには、充放電回数よりは完全充電時の容量を調べるべきとおもう。そもそも、なにをもって「バッテリーの交換修理」を判断しているかというと充電容量の低下ではないか?
MacBook Proの修理完了時(充放電回数 1回)のバッテリー充電容量は 8,600 mAh なのにたいして、修理前は 5,905 mAh だったで、70%を下回る容量になっていたのだった😭
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