メルカリで中古ハードディスクはいくらで売るのがいいか?の考察

中古が新品以上の価格で売られているメルカリの不思議

メルカリで使わなくなったハードディスクを処分しようと思って、参考のために出品物を見ているのだけど、すごい値付けに出くわすことがたびたびある。

今日見つけたものだと、5年前に買った500GBの2.5インチハードディスクが5,000円とか。今時だと同じ容量の新品SSDがほぼ同じ値段で買えるよ! メルカリ民はAmazon知らないの?

そんな相場無視の値段になっているのは、出品者自身が買った金額から少し引いた金額を商品価格に設定しているためだろうか。

中古のハードディスクを買おうと思っている人は新品よりも安いからという理由で探しているだろうから当然新品の値段も知っているので、中古品を新品の値段で買うことはないはず。なので、中古品に見合う値付けにしておかないと売れることはないと思う。

ハードディスクやSSDは年々値段が下がるものなので1年で半額になっていることもある。だから元々の購入金額はぜんぜん参考にならなくて、元値から半額にしていても現実には何倍もの価格設定になってしまうことがある。

値段設定はどうすればいいか?

ハードディスクやSSDなどに限っていえば、現在の新品での取得価格の半額にすればいいのではないか。

ハードディスク

出品者側からだと新品より少しでも安ければ売れそうな気分がするかもしれないけど、新品だと故障保証もだいたい2年くらいはついているので、せめて新品の半額くらいでないと買う側としてはお得感がない。

内蔵HDD新品価格中古で売れる価格
500 GB1,000 円 [注1]
1 TB4,000 円台〜2,000 円
2 TB6,000 円台〜3,000 円
4 TB8,000 円台〜4,000 円
中古価格は新品の半額程度を提案

[注1] 販売価格 1,000円では実質的に収益 0 円となるので、3.5インチ 500GB ハードディスクは商品にならない。メルカリ手数料10%:100円、ハードディスクは精密機器なので十分な緩衝材で梱包して送る必要があるため→送料:700円、段ボール箱:100円、梱包材:100円。

500 GB の内蔵ハードディスクが商品にならないというのは、買う側からしたら同容量のSSD が新品でもそこそこ安い値段で手に入るのにわざわざ低速の中古ハードディスクを使う理由がないのもある。

令和2年では新品 2TB の内蔵ハードディスクが 6千円台で買える(上記広告はリアルタイム価格なので変動する)ので、中古を6千円で売ることが無謀なのがわかると思う。

SSD

メルカリの SSD は高額中古の宝庫。数年使った 256 GB が 5,000 円だったり、無名メーカーの中古SSD が有名メーカーの新品価格と同じだったりする。

間違っても、新品価格の中古品を買う人はいないので、初めから売れる値段に設定しよう!

内蔵SSD新品価格中古で売れる価格
128 GB2,000 円台〜1,000 円 [注2]
256 GB3,000 円台〜1,500 円
512 GB6,000 円台〜3,000 円
1 TB12,000 円台〜6,000 円

[注2] ハードディスクとは違って緩衝材で厳重梱包しなくていいので収益は 700 円となる。メルカリ手数料10%:100円、送料:200円、クッション封筒:100円。

新品なら保証が3年〜5年あるので、少しくらい安いくらいでは中古を買おうという気にならないだろう。特別に速いモデルとかでない限りは新品の半額くらいが売れる値段だと思う。

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