MacPro に USBポートを増設する方法
この記事は、PCIカードが増設可能な「タワー型 MacPro」が対象です。モデル:MacPro, Early 2008, Early 2009, Mid 2010, Mid 2012
MacProには USB、FireWireなどのインターフェースカード(PCIカード)を増設するためのスロットがあります。取り付けは簡単に行えますが、初めての方には不安があるかなと思うので手順を記録しておきます。参考になれば幸いです。
Sonnet Allegro USB PCI Expressカード
静電気防止袋の中に USBカードと説明書が入っています。
基板は部品むき出しなので取り扱いに注意! 直接手で触れないようにするために、静電気防止手袋を使うのが安全です。
USBカードの取り付け
すべての接続ケーブルを外してから、背面にあるラッチを引き上げます。これで側面パネルのロックが外れます。
側面パネルの上部を手前に引けばパネルが開きます。その後、上に引き抜きます。側面パネルは1枚の板になっています。
取り付けを確実に行うために、MacProを寝せて作業します。本体にダメージを与えないように注意してください。
PCIスロットカバー(ポート・アクセス・カバー)を押さえている金具(PCIブラケット)のネジを緩めます。指だけで緩まないときはドライバーで。
ネジを緩めるだけで外れます。
そのまま上に引き上げてPCIスロットカバーを外します。
PCIスロットカバーは保管しておきましょう。
PCIスロットカバーを外した状態。
スロットとカードの切り欠き位置を合わせてスロットの溝にカードを差し込みます。差すときは真っ直ぐ、グッと力を入れます。奥まで差し込まれていないとPCIブラケットが填まりません。
USBカードを差したら元のように PCIブラケットを取り付けます。
これで取り付け完了。逆の手順で側板をはめてケーブルを繋ぎなおします。
その後、Macを起動させて取り付けたインターフェースカードが正常に機能するか確認します。機能しない場合は取り付けが不完全、カードの故障、そのインターフェースを使うためにドライバのインストールが必要、そのカードが Mac未対応のいずれかが考えられます。
USB 2.0、FireWireなど元から Macに搭載されているインターフェースは MacProに取り付けるだけでそのまま使えますが、USB3.0や eSATAなどはドライバのインストールが必要な場合があります。
Sonnet Allegro USB PCI Expressカードはおそらく廃番で商品リンクを見つけることができませんでした。代わりに類似商品のリンクを張っておきます。レビューでは旧MacProで使える様子です。
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