Macがシャットダウンできなくなる現象をTechTool Proで解決できた
シャットダウンさせるとくるくる回るサインが出続けるようになってしまった。これは終了しないな〜としかたなく電源ボタンの長押しで強制終了させていた。終了のためのプロセスが長引いているだけなのかと考えて一度そのまま放置させてみたが、3時間以上たってもそのままなのできっとなにかが壊れている……。
いつもMacが不安定になったときには「DiskWarrior」でディレクトリの再構築をすると解決していたのだけど、現バージョンの DiskWarrior ver.5.2 は APFSフォーマットに対応していないので使用できない。
Macの定番メンテナンスソフトの DiskWarrior が APFS ボリュームに使えない今、頼れるのは TechTool Pro だけになっている。
TechTool Pro で検査
Macの総合診断ツールの TechTool Pro で検査をおこなった。
全体のテストでは問題がなかったが、ボリューム構造テストのみだとエラーが出る。他の起動ディスクを使ったときには正常にシャットダウンできるため、Macのハードウエアは問題ないだろうと推測していたので、やはり原因は起動ボリュームにあるに違いない。
テスト結果は「検証エラーが発生しました(割り当てられた領域を検証中)ボリューム再構築ツールを実行してボリューム構造エラーの修復を試してください。」
次に、ツールのボリューム再構築を実行しようとするが、起動ボリューム(起動ディスク)は再構築できない。
起動ボリュームにある TechTool Pro を使ってそのボリューム自体の再構築はできないのは当たり前なのだけど、その前段階の検査だけでもできるようになっているのはすごいことだ。
eDrive機能を勧められているが、他の起動ドライブから起動して、このボリュームを検査(再構築)すればいいので、内蔵の起動ディスクから macOS を起動して TechTool Pro で再検査をおこなう。
再び、ボリューム構造テストをおこなうも今度は「検証エラーなし」の結果。同じボリュームに対してのテストで異なる結果なのは謎。
それでも一応、ツールのボリューム再構築を実行してみる。
「ボリューム再構築:完了」「ボリューム再構築結果:再構築エラーはありませんでした」これで再構築ができた。
Macをシャットダウンして、元の起動ディスクから起動させて同じテストをおこなうとまたしてもエラーになってしまう。謎である。
検証エラーがでるのは変わらないのもの、これ以降は正常にシャットダウンするようになった。
ボリューム再構築でディレクトリのエラーが修正できたので直った可能性が高い。
ボリューム再構築
APFS ボリューム上でボリューム再構築を実行する場合、ディレクトリの完全な最適化はまだ利用できません。しかしながら、ディレクトリのエラーは修復できます。
TechTool Pro 13 ユーザーズガイド p.82
Mac:iMac 2017, macOS Mojave 10.14.6
スポンサーリンク