0000消去1回後にデータは復元できるか?検証しました

はじめに結論を書いておくと「復元できない」。

Macに最初から入っているディスクユーティリティでのセキュリティ消去は、データの上書き2回、3回、7回が選べます。上書き回数が多いほど復元されにくいとされ安全性が高まります。

ディスクユーティリティ
ディスクユーティリティ画面

では、1回だけの消去なら復元できてしまうのかという疑問を持ち1回消去での復元を検証しました。

1回だけの上書きができる TechTool Pro を使って消去、その後、復元ソフトウェアの Data Rescue で復元を試みました。

TechTool Proは フォーマットを伴わないワイプ消去になります。

TTPによるワイプ消去
上書きパターンも選べる

上書きパターンは「バイナリ 0000 パターン」を実行。ハードディスクのデータに0000000000000000… を書き込んで消去する方式です。

ボリューム抹消でハードディスク全体を消去(データ上書き)してから、Data Rescue で Deep Scan で復元を試みました。

結果は下記画像の通り。まったく復元できない

復元結果
復元可能なデータなし

1回の上書きでも復元できないので、Macのディスクユーティリティの2回上書きでも十分に安全性が高いことが判明。

今までは念のために3回上書き消去を選んでいたが、今後は2回でもいいだろう。

なお、1回上書きに要した時間は、150 GB のハードディスクで 24分。ソフトウェア以外の条件は同じで Mac のディスクユーティリティの2回上書きと同じ時間だった。

関連記事

スポンサーリンク

シェアする