Photo CDから画像を取り出す
Photo CDとはその昔、コダックや富士フイルムが行っていたフィルムをスキャンしてデータをCDに納めてくれるという製品です。35ミリフィルム、1カット 100円でデジタルデータにできたので、これを利用して写真をデジタル化していました。
私のPhoto CDで一番古いのは1993年、今から約20年前のものです。当時、そのままJPGを読み出せたような気がしていますが、何かソフトウエアを使っていたのだろうか記憶曖昧……。今開けてみると拡張子がPCDのデータしか見ることができません。
Mac OS XでみたPhotoCD書類
確かPhotoshopでも読み出せたようにも思いますが今のCS5では開くことができませんでした。ですが、ネットで調べてみるとPCD書類から他の画像フォーマットに変換できるソフトウエアがいくつかあるようです。
Photo CD対応ソフトウエア
- Kodak Image Pac Viewer
- Windows 2000/XP/Vista, フリーウエア
- Converseen
- Windows XP/Vista/7, 寄付ウエア
- pcdtojpeg
- Windows XP〜, Mac OSX 10.4〜, フリーウエア
- psdMagic
- Windows XP/7, Mac OSX 10.5〜10.7, シェアウエア
- Adobe Photoshop CS3
- Windows, Mac, 過去バージョンのため販売停止
- GraphicConverter 7
- Mac OSX 10.5〜10.7, シェアウエア, App Store
- ImageMagick
- 参考:ウィキペディア – “ImageMagick”
Photo CDから画像を読み出し、変換する
Adobe Photoshop CS3
Windows VistaのドライブにPhotoshop CS3をインストールした。続いてPhotoshopのインストールディスクに入っているオプションのプラグイン「PhotoCD.plugin」をプラグインフォルダにコピー。Adobe Bridgeで読み込んでイメージプロセッサ機能で一括変換しました。
PhotoCDプラグインはCS3までで、CS4以降は対応しなくなったようです。
変換の設定で悩んだ。PhotoCDを開くときのプロファイルが選べるがどれを選べばいいのだろう?
いくつかテストしてみて「KODAK Photo CD 4050 E-6 V3.4」の結果が良いように思えたが、オリジナル原稿の種類や初めのスキャニングによるだろうから一概にはいえないだろう。
Kodak Image Pac Viewer
本家Kodak製ソフトウエア。シンプルで使いやすい。JPG/TIFFに変換でき、カラープロファイルも付加される。
Windows XPでは問題なく動作したが、Vistaでは動かなかった(ちゃんとVista用を使いましたよ!?)。でも私だけかもしれません。
Converseen
Vistaでは一部うまく動かず。処理中のプログレスバーが途中までしか進まない。とりあえず変換はされるが、変換時プロファイルも変換後プロファイルもないせいか発色がおかしいような?プレビューの発色はあきらかに変。XP/7では試していないので不明。
psdMagic
Mac OSX 10.6で試用。トライアル版だとBase(512 x 768)サイズまでしか出力できない。保存形式は、JPG, TIFF, DNG。出力画像の明るさ、コントラストなどをオリジナルと比較しながら調整できる。
GraphicConverter 7
Mac OSX 10.6で試用。トライアル版でも16Base(2048 x 3072)サイズまで出力できる。保存形式は多種あり。変換時プロファイルなし。保存後の画像データにはカラープロファイルが付いていないが、発色は安定している。
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