CF(コンパクトフラッシュ)カードからMacへの転送速度テスト
撮影済みデータをCFカードからパソコンに転送するときの速度を条件別で調べた。
- カードリーダーによる違い
- Mac直結USBとUSBハブ接続での比較
- 転送先ドライブの接続方式でどのくらい差が出るか
自分自身の環境でどの方法がより早く転送できるかを調べるのが目的です。
私の基本的な作業フローとして、データは内蔵SSDドライブでなく外付けSSDに置いて作業するのでこのテストでのデータ保存先は外付けSSDです。
転送するデータとCFカード
EOS 5Ds(5060万画素)で撮影したRAWデータ、860 カット、51.79 GB
CFカード:Lexar 1066x 160 MB/s 256 GB
カードリーダーによる違い
iMac 2017 の背面 USB 3.0ポートに接続。カードリーダーのUSBケーブルは同じものを使用。転送先は Thunderbolt 2 接続の外付けSSD(Samsung SSD 860 EVO 500GB)。
iMac 2017 側は Thunderbolt 3 であるが、外付けSSD 側が Thunderbolt 2 なので接続速度は Thunderbolt 2 となる。
- Lexar Dual-Slot Reader LRW400CRBNA:6分18秒
- Transend TS-RDF8W:8分5秒
Lexar が速い!
Mac直結USBとUSBハブ接続での比較
USBハブを経由すると転送速度は遅くなるか? Macのポート直結のほうが速い気がするのを確かめたい。
Anker製 USBハブに接続して転送。カードリーダーは Lexar Dual-Slot Reader、転送先は Thunderbolt 2 接続の外付けSSD。
- iMac 2017 の背面 USB 3.0ポート:6分18秒
- Anker USB ハブ(7ポート、電源供給可):6分18秒
USB ハブ接続でも遅くならない! ただし、計測に使ったUSBハブならば。他の USB ハブは不明。
転送先ドライブの接続方式でどのくらい差が出るか
転送先ドライブの接続方式でどこくらい差が出るか? USB 3.0接続よりも、Thunderbolt 2 接続なら劇的に速くなるか?
Anker製 USBハブに接続して転送。カードリーダーは Lexar Dual-Slot Reader、転送先は同じ外付けSSDドライブを接続方式が異なるリムーバブルケース(ともに Stardom製)に装着して計測。
- Thunderbolt 2 接続:6分18秒
- USB 3.0 接続:7分12秒
当然の結果ながらThunderbolt 2 接続が速い。SSDの性能を無駄にしないなら速い接続方式のほうがいい。ただし、価格差を考えると USB 3.0 ケースがコスパ高し。
結論
CFカードから転送するには、より速い Lexar 製のカードリーダーを使って、Thunderbolt 2 接続のSSDドライブを使うのが、テストした環境ではもっとも効率がいい。カードリーダーを USB ハブに接続しても転送速度は遅くならないので、iMacの背面ポートを使わなくても大丈夫。
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