NEX-7、NEXシリーズの三脚への取り付け
NEX-7、NEXシリーズの三脚問題について。そのボディの薄さゆえ支障が生じます。
一見問題なさそうだが、レンズが雲台に接触しているのでMF時にピントリングが回せない。
軽いレンズの場合は、カメラと雲台の間にスペーサー(写真はキヤノンのTS-E用三脚アダプター)を挟むか、小さな雲台などを使えば大丈夫。しかし、カメラボディの厚みが薄いため取り付けは不安定となる。
E18-200mm 使用時の問題
E18-200mmはレンズ鏡胴が太くレンズ下部が三脚穴よりも下にくるため普通の雲台では取り付けることができない。カメラと雲台の間にスペーサーを入れる方法でも重心が前方にくるため安定して保持できない。ブレの危険もさることながら三脚穴、カメラ底面に負担が掛かりすぎるように感じます。
一眼レフカメラ用の望遠レンズには、重いレンズとカメラのバランスをとるためにレンズを三脚に取り付ける台座(三脚座)が付いているものがあり、同じようにできないか考えてみた。
EF300mm F4L IS USMレンズと三脚座
キヤノン EFレンズ300mm/F4L IS USMに付いているリング式三脚座は取り外し可能で、これがE18-200mmに使えないか試したところ大きさがほぼピッタリ!
レンズを外した三脚座。下部のノブを緩めると若干リング径が広がり、レンズの着脱ができる。
ズームリングとピントリングの間に適量のパーマセルテープを貼る。短く切って少しずつ貼ったら厚みの調整がうまくいった。
パーマセルテープとは、写真用品店などで売っている紙テープです。剥がした後にのり跡が残りにくいのが特徴ですが、長期間貼ったままにしておくと固着することもあります。たまたま手近にあって使っただけなので何か他のものでも良いと思います。
取り付けノブを緩めたときレンズを装着できて、ノブを締めてレンズが動かないだけの厚さのテープを貼ります。
三脚座をE18-200mmレンズに取り付け。
三脚にセット。
ズームが広角側だと重心はややカメラ側にあるが、安定している。
ズームを望遠側にすると重心が前方に移動するので、さらに安定する。
カメラを縦位置にするときは、ノブを緩めレンズを90度回転させる。
リング式三脚座の入手
リング式三脚座B(W)
リング式三脚座B(W)の対応レンズ:
EF35-350mm F3.5-5.6L USM
EF70-200mm F2.8L USM
EF70-200mm F2.8L IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
EF300mm F4L IS USM
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