CCAテスターでカーバッテリーの交換時期を知る

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使用4年目のカーバッテリーをCCAテスター Meltec ML-100で測り始めたのが3月でこのときの計測値が 415 CCA。それからどんどんCCA値が高くなっていった。徐々に下がるものだと思っていたら暖かくなるに従ってCCA値も高くなり、秋が過ぎると低くなってきた。

CCA値が上がるのは気温上昇に伴ってバッテリー性能が良くなるということだろうか。

cca値 2017年推移

上記グラフでは月の中旬頃にただ測っていただけだったが、「走行した翌日に測る」ルールにするなど測定条件を揃えた方がバッテリーの劣化状態を判断しやすい。

走行による数値変化

12月までは月一で測っていたが、ぐっと寒くなり今までにないCCA値が計測されたので毎朝測ってみることにした。走行すると測定値が上がるのがよくわかる。

下表の12.20はそれまで数日間走行しなかったので、低電圧、低CCA、低充電率、Replace(要交換)警告ありの状態でした。

抵抗値は数値が小さい方が良い。Healthは新品時が100%。

日付 電圧 CCA 抵抗値 Health 充電率
12.20 12.22 385 8.4 82 38

昼 80 km走行
12.21 12.56 400 8.1 88 93

昼 40 km走行
12.22 12.56 405 8.0 90 83

昼/夜 40km走行
12.23 12.56 405 7.9 90 93

測定値は前日に走行したときは高くなるが、無走行では日が経つごとに低くなっていく。車の使用状況でバッテリーの状態が大きく変わるため、測定した頃に走行が少ないと低い値がでるので注意が必要。

Replace警告

無走行が続くと数値がどんどん悪化。数日間、車を動かさないとReplace警告(このバッテリーでは 385 CCA の時)がでるので、現在のバッテリーでは走らない期間が長いとエンジンが掛からなくなる可能性がある。

使用5年目バッテリーの測定値
日付 電圧 CCA 抵抗値 Health 充電率
12.22 12.56 405 8.0 90 83

昼/夜 40km走行
12.23 12.56 405 7.9 90 93
12.24 12.40 400 8.1 88 78
12.25 12.46 395 8.2 86 78
12.26 12.42 390 8.3 84 70
12.27 12.40 385 8.4 82 66

昼 50km走行
12.28 12.50 395 8.2 86 83

走行することでバッテリー性能はある程度回復するが、これから寒くなりバッテリー性能がさらに悪くなる前にバッテリーを交換しておくことにした。

最近のバッテリーはいきなり使えなくなる突然死が多くて、事前にヘッドライトが暗くなったりやエンジンが掛かりにくくなるなどの兆候はないう話も聞くけれど、CCA値などを測ってみればそれなりに低くなっているんだと思う。

ちなみに、車両の標準バッテリーよりも性能ランクを上げたバッテリーを使用しているためか、CCAテスターで要交換警告が出ている状態でもエンジンは普通に掛かるし不具合を感じたことはありません。

新旧バッテリーの差

今までと同じものに積み替えてバッテリーの新旧でどう違うか調べてみる。無走行時の数値悪化の度合いが異なるのでは?と推測。

同型のバッテリーに交換。

Old and Mew

下表の一番初めの12.28の電圧が特に高いのは屋内保管していた新バッテリーに積み替えた直後のためと思われます。

新しいバッテリーの測定値
日付 電圧 CCA 抵抗値 Health 充電率
12.28 12.66 550 5.7 100 98
12.29 12.58 550 5.7 100 98

昼/夜 130km走行
12.30 12.60 565 5.6 100 98
12.31 12.56 545 5.8 100 93
1.1 12.50 535 5.9 100 83
1.2 12.52 550 5.7 100 88
1.3 12.52 545 5.8 100 86
1.4 12.50 545 5.8 100 83

昼 50km走行
1.5 12.60 550 5.7 100 98

無走行が続いている間に、1.2の数値が良くなっているのはこの日が比較的暖かい日だった為。

新しいバッテリーは無走行でも各数値の低下が緩やか、劣化状態を表す「Health」は100のまま変わらない。