デジタル処理
デジタル・クロスプロセス
ソフトウエア

Scanning

銀塩写真をスキャンして、スキャニング・ソフトウエアのカラー調整で「クロスプロセス写真」を作ることができます。また、クロスプロセス写真をスキャンすることでデジタルデータにすることも可能です。

ここでは原稿にフィルムを使っていますが、もちろんプリントでも大丈夫です。フィルムをスキャンする場合は、フィルム対応のフラットベッド・スキャナ、またはフィルム・スキャナが必要になります。

※スキャニング・ソフトウエアはエプソンのフラットベッド・スキャナ付属の「EPSON Scan」を使っていますが、他のソフトウエアでもトーンカーブの調整ができるかはわかりません。

スキャンによるクロスプロセス(EPSON Scan)

  1. フィルムを原稿台にセットして、パソコンと接続し、スキャンニング・ソフトウエアを起動します。
  2. [プレビュー]をクリックして、プレビュー画面を表示させます。
    プレビュー画面
  3. スキャンする写真を選んで、濃度設定(トーンカーブ設定)をクリックします。
    写真を選ぶ
  4. トーンカーブの「赤」「緑」「青」のチャンネル毎にトーンカーブを設定。
    直線をドラッグすると曲線に変わります。
    トーンカーブ補正
  5. 出力サイズを決めてから、[スキャン]をクリックします。
    スキャン

クロスプロセスした写真をスキャンする

「クロスプロセス写真」をスキャンしてデジタルデータにすることが出来ます。

環境設定で「色補正なし」を選べば、そのままの色でスキャンが可能です。ただし、プリントのスキャンは問題ありませんが、フィルムのスキャン画像はプリントの発色と同じにはなりません(例:PROVIA100F, E100G)。

色補正なし

※「色補正なし」でスキャンするときは、濃度設定(トーンカーブ設定)などの画像取り込み時の調整は一切できません。

スキャンしたデータを「デジタル・クロスプロセス」する

銀塩写真をスキャンして作ったデジタルデータで、「デジタル・クロスプロセス」することも可能です。

ポジフィルムの標準写真
適正露出のポジフィルムをスキャンしてデジタルデータにした画像

↑このデータから次のクロスプロセス写真を作りました↓

by FilmPack
FilmPackによるクロスプロセス写真

by Photoshop
Photoshopによるクロスプロセス写真