初スマホ Xperia Z3 Compactで格安SIMを使う

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スマートフォンを使う

そろそろスマートフォンにしようと調べてみたら、大手通信会社以外のSIM(いわゆる格安SIM)を使うと通信料金が安くなるらしい。ドコモのスマホ契約だと月額 7,000円ほど掛かるが、格安SIMだと2,000円以下で済むようだ。

ガラケーを使っていると分かりにくいが、本来、通信回線契約の電話機とSIMは切り離せるもの。スマホを使うなら、電話機の購入、通信回線(SIM)契約を別々の会社で行うことができる。

SIMを決めてからスマホ本体を買う

SIMによって使えるスマホ機種が決まるので、まず使用するSIMを決める。ドコモ回線を使うIIJmioが料金、条件とも良さそうなので、音声通話機能付きSIM「みおふぉん」のミニマムスタートプランを契約することにした。

あまり知識がない頃は、「格安SIMには、格安スマホと呼ばれるものだけ使える」と思っていたが、そんなことはなくてドコモの回線を使うなら、ドコモのスマホはもちろん使える。

IT メディアの記事「IIJmio meeting 6:CPUとメモリ、対応バンドを確認すべし――IIJがSIMフリースマホの選び方を解説 - ITmedia Mobile」を読むと、ドコモの回線を使用するならやはりドコモのスマホが最も適しているようだ。そりゃそうだ。

機能から機種選定

どの機能が欲しいか?で検討すると、今ガラケーで使っている「おサイフケータイ」がまず必要だろう。これは外せない! モバイルSuicaやポイントカードなどに使っていて、この機能がないと別にカード類を何枚も待たないといけなくてとても面倒になる。

あとは、防水、片手で操作できるサイズ、デザイン、カラーなどなど……。いろいろな条件を満たすスマホとして、ドコモが発売している Sony Xperia Z3 Compact に決定!

スマホを購入するには?

ドコモショップに行っても回線契約なしでは売ってくれないので、白ロムを買うことになる。Amazonなどのネットストアや実店舗で白ロム販売をしているところはたくさんあり入手には困らない。ただ、値段が店や時期によって大きく違うので、安く買うならいろいろなところを見るのが大切だと思った。

どのネット販売店が良いかなとしばらく検討していたが、所用で大阪へ行った折りに時間があったので日本橋電気街の実店舗で購入。何店か探して、赤ロム永久保証のところで、たいして高くない(しかしネットで見かけた最安ではない)値段で買うことができた。

「赤ロム」とは販売後にネットワーク利用制限など問題が発覚する携帯のこと。前の利用者の料金未払い等の不正行為が後で分かると、ドコモ等キャリア側の遠隔操作で電話機の利用を止めることができるらしい。赤ロム永久保証は、赤ロムになったら返金等の保証があること。

ボディカラーはホワイトを選択
xperia-z3-compact
卓上ホルダ(充電スタンド)にセット
charge-stand
前面も背面も突起部がなくて一枚板のよう
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ドコモの契約を終える準備

  • ドコモのメールアドレス(アカウント@docomo.ne.jp)が使えなくなるので、その対応。登録しているところのメールアドレス変更手続き。
  • おサイフケータイで使っているデータの移行手続き。事前にできるものは済ましておいたが、モバイルSuicaは次に使うスマホに電話番号が入るまで移行できなかった。(参考:JR東日本:モバイルSuicaの機種変更
  • ドコモ回線の契約を終えると、その回線で貯まっていたドコモポイントが無駄になるので何かに使っておくと悔しくない。
  • 最後に、ドコモのガラケーから、IIJmio スマホに携帯番号を移すため、携帯電話番号ポータビリティ(NMP)手続きをする。手続きはドコモのサイトでできるので、ドコモショップより簡単迅速。

SIMを契約

IIJmio の申し込みはネット申し込みの他に、ビックカメラの実店舗でも行っていて、こちらは「BIC SIM(ビックシム)」として販売されている。ネットで手続きをすると電話が使えない期間が発生するが、ビックカメラだと即日切り替えができるとのこと。

ドコモサイトでNMP番号を入手して、ビックカメラでBIC SIMを購入、手続きをした。電話が使えなかった時間は30分ほどで即日開通。

「BIC SIM」購入のために、準備しておけば良かったこと

IIJmio ID のパスワードを決めておく
IIJmio ID は割り当てられるが、パスワードは自分で決めるので、事前に考えておくのが良いかも。後で変更できる。
その場で受信可能なメールアドレス
IIJから確認番号を受け取るため必要。持っていたSIMの入っていないスマホでメール受信できると思ったら、契約者が使えるWi-Fiがなく、カウンターにある申し込み用iPadで受信しなくてはいけなかった。申し込み受付後に入力したデータは削除されたが、他人のデバイスにパスワードを入力するのは抵抗がある。メールアドレスはIIJに登録されるが、後で変更可能なので、登録用の仮メールアドレスを作っておけば良かった。
IIJmioクーポンスイッチの事前インストール
SIMカードの高速/低速通信を切り替えるためのアプリ。開通後すぐにユーザIDとパスワードを入力して使い始めることができる。ところで、「BIC SIM」に入っていた"IIJmioクーポンスイッチ「みおぽん」操作マニュアル"の「みおぽん」をダウンロードするQRコードがiOSとAndroid で逆になっていて戸惑った(その後訂正されているかもしれません)。「クーポンについて | IIJmio」に説明とダウンロード先が書かれている。

BIC SIMの中身はIIJmioと同じだが、名称が違うので異なる商品のように感じてしまう。実際の違いはというと、ビックカメラで購入するパッケージだけが「BIC SIM」で、手続き中から開通後もIIJmioとなる。