MacBook Pro Retina 15'でフルスクリーン鑑賞にたえるウェブ用の写真の大きさをしらべる

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MacBook Pro Retina 15'のフルスクリーン表示には2,880 x 1,800 pxの大きさがベスト。でも容量が非常に重くなるので、もう少し小さいものでも画質的(体感的)に大丈夫かどうか調べます。

比較する写真画像の準備

Web用に保存
オリジナルデータからそれぞれのサイズにリサイズして、JPG形式(PhotoshopのWeb用に保存...で作成)で保存、画質はとりあえず50とします。
テストする画像の大きさ
大きさ(px) これはなに? データ容量※
2,880 x 1,800 MacBook Pro 15'
(Late 2013, Mid 2012)の
デバイス解像度
1.6 MB
2,560 x 1,600 MacBook Pro 13'
(Late 2013, Mid 2012)の
デバイス解像度
1.3 MB
2,048 x 1,536 iPad (3/4/Air),
iPad mini 2の
デバイス解像度
1 M
1,920 x 1,080 Full HD 731 K
1,440 x 900 MacBook Pro 15'
(Late 2013, Mid 2012)の
CSS解像度(見かけ上の大きさ)
477 K

※ データ容量は絵柄や圧縮率で違いますが、大きさ毎にどのくらいの差があるかという目安です。

大きさの違いによる見え方の比較

大きさが違う画像を比べるデモページをつくりました。画像はバックグラウンドに全面表示(background-size: cover)させています。

画像を全面バックグラウンド表示させたデモページ >>>

考察 その1

比べるとやはり 2,880 x 1,800 pxがもっとも良い。でもそれだと容量が…。妥協案で、2,048 x 1,536 pxだろうか。

JPG画質による見え方の違い

大きさ:2,048 x 1,536 px でJPGの画質をかえて比較をします。

JPG画質によるデータ容量の違い
JPG画質 データ容量
100 4.6 MB
75 2 MB
50 1 MB
25 627 KB
10 395 KB
5 321 MB
0 276 KB

JPGデータはPhotoshopの「Web用に保存...」で作成。データ容量は画像の大きさ、絵柄によって異なります。

JPGの画質をかえた画像のデモページ >>>

考察 その2

画質25でOK。初めの2,880 x 1,800 pxからみるとコントラストが弱くなり細部のディテールも悪くなっているが、データ容量(転送時間)を考えるとウェブで使う画像としてはしかたがないだろう。絵柄にもよるが離れて見ることを考慮すると、画質10でも実用上問題ないかもしれない。

やはり用途によって考えるべき。写真をみせるならより画素数が多く、背景として使うならさらに低画質でもかまわない。とはいっても、ウェブで使うことを考えるなら最大の障害は転送時間だが。