ミラーレスカメラにちょうどいい、旅行用の三脚にSLIK エアリー M100を買った

旅行に行くときに三脚を持っていくか悩む。三脚があればスローシャッターで撮れるし、構図を考えたいときにも重宝する。しかし、重くてかさばるやつしかもっていない……ということを解決するために、旅行用の三脚探しをはじめる。

使う目的

旅行行くときはミラーレスカメラなんだけど、一眼レフでも使えないかななどと欲張って考えるとしっかりしたものが必要になって、そもそも軽量のものがほしかったのにそれが買えないとなってしまうので、初めに使用目的をぐっと絞っておくことが大切。

収納サイズ

旅行に持っていくので、バッグに収納できるサイズ。できれば軽い方がいい。

耐荷重

三脚は重い方が安定しているが携帯性は悪くなってしまうので、必要以上の性能を求めるとそれを持ち運ぶ労力の無駄になる。

旅行先で町歩きなどにも使いたいので、町歩きには重いカメラは使わないよね→カメラはミラーレスカメラ、あるいは小型軽量の一眼レフで。ならばミラーレスカメラで使える耐荷重で十分。

最大高

三脚で重要なのは「高さ」もある。小型軽量だと脚があまり伸ばせないので、どのくらいの高さが必要か考えておく。

三脚を立てて撮るものは、夕景、夜景、場合によってはテーブルフォトも撮るかも→脚を伸ばしたときの高さは、テーブルを上から斜めで撮れるくらいの高さ必要。立ったときのアイレベルの高さだと楽だけどちょっとかがんだくらいの高さでもいい。

そのほか

もちろん価格は安い方がいい! 最低地上高が低いほうが低い被写体にも使えるが使う場面があるかわからないので重要ではないが魅力。雲台も交換できるのがいいけど絶対に必要でもない。ただ、雲台が交換できるならもし元の雲台がいまいちでも交換できる。

収納サイズや耐荷重から選んでいくと、脚パイプの段数・太さ・形状やロックする方式は選択肢がないとおもわれるので重視しない。

優先順位まとめ

優先順位が高い順に、価格、耐荷重、収納サイズ、重さ、高さ。

価格を最優先にしているのは、ほかの条件がどんなに素晴らしくても価格が10万円なら買えないから。だから、CITZO三脚ははじめから選定外だ。

ただ、お金に余裕のある人は悩まずに GITZO トラベラー を買えばいいとおもう。

三脚選び

小型のトラベル三脚をざっと調べて表にして検討をはじめる。

ベルボン
UTC-53IIAS
マンフロット
Element スモール
スリック
エアリー M100
耐荷重3.5 kg4 kg1.5 kg
収納長 350 mm320 mm350 mm
重さ1,330 g1,150 g895 g
最大長1,505 mm1,430 mm1,241 mm
最低高288 mm360 mm165 mm

Manfrotto Element スモール」が2大条件の耐荷重と収納長が一番よくて最大長もなかなか良いなあとおもったが、そのためか重さが重くなっている。カーボンモデルの「Manfrotto Element スモール カーボン」にすれば若干軽くなるが価格が倍以上になってしまう。

コストパフォーマンスも考えると「Manfrotto Element スモール」がいい。

SLIK エアリー M100」は最軽量。長さはマンフロットよりちょっとだけ長いけどバッグに入らない長さでもない。不安なのは耐荷重に余裕がないこと。

Velbon UTC-53 II AS」には高性能雲台もついているし全体的な剛性が高そう。しかし、本格的な撮影で少し荷物を手軽にしたい場合はいいだろうけどお手軽な旅行三脚にしては重すぎるかもなぁ。

手書きの比較表
表に書いて比較……

最終的には2択になった。最軽量の「SLIK エアリー M100」か収納長最短かつ耐荷重に余裕のある「Manfrotto Element スモール」か。利点で比べつつ、それを選ぶことでの欠点も考えてみる。

数値だけでなく、実際に 1,200 mm と 1,400 mm はどのくらいの高さなのだとか、この長さをバッグに入れるとどうかなども検討してみた。

まあ実際の使い勝手はネット情報ではわからないので、展示されている実店舗にいってみるのがいいのだけど、そうするとそこで買わないといけなくなり購入価格が高くなってしまう(実店舗で試してから価格が安いネット店で買った機材には、いい写真が撮れなくなる呪いにかかる)。

SLIK エアリー M100

ミラーレスカメラを使うなら耐荷重が少なくてもいいのではないか、895 g の超軽量、マンフロットの半分以下の 165 mmの最低地上高、あとはこの製品に関係ないけど最近はスリック三脚(アマゾンストアのSLIK輸出専用棚ズレ品で安く買った)をよく使っているという贔屓目もあって、「SLIK エアリー M100」に決定。

あと、エアリーシリーズには大きさ違いで L・M・S の種類もあり「エアリー S100」も検討した。こちらはより軽く収納長が短いのだけど高さが若干低いので M を選んだが、S100 の究極のコンパクトさも気になっている。

製品写真

三脚なので「カメラを載せることができます!」という当たり前の写真はありません……。

収納状態
脚を反転させてコンパクトに。脚のロックが青色で操作部の視認性がいい
バックパックに入る長さ
小さめのリュックにも入る長さ

上記のバッグパックは「Tamrac フードゥー 18」。バッグを買ったときの記事、日常使いのカメラが入るバックパック「Tamrac フードゥー 18」を購入もあります。

三脚には収納袋(肩掛けベルトなしの口をしばる袋)が付属している。

ローアングル状態
広く開脚させてセンターポールを短くすることでローアングルに
真俯瞰撮影ができる
センターポールを逆さまにして真俯瞰にも
クイックシューのプレート
クイックシューのプレートは2個付属(上記はカメラ底面)

雲台はクイックシュー式自由雲台でカメラ側プレートが2個ついているので、カメラとレンズに取り付けて、軽いレンズの時はカメラ側のプレートを使って、重いレンズにはレンズに取り付けてあるプレートを使うようにしている。

写真のミラーレスカメラは SONY NEX-7 、レンズは ソニー E18-200mm F3.5-6.3 OSS(SEL18200)

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