謎の構造物!? それは防潮大水門だった!

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昨日のピンホール写真撮影の様子。
ピンホール写真の撮影中

昨日撮った写真の現像待ちの間にどこかに行こうかなぁとグーグルアースを見ていたら、現像所の前の川をずっと海側に行ったところに謎の構造物を発見Google mapで場所を表示)。川に架かっている橋みたいだけど河の両岸に接していないので違うみたい。大きさは周りの建物とかの比較で考えるとかなり巨大だ。(※当時はまだGoogleストリートビューはありませんでした

そこで探索に行くことにした。

クリエイト大阪営業所は肥後橋駅下車、フェスティバルホールが入っているビルの一階にある(※2007年当時)。クリエイトに現像を出して、川沿いの道をぐんぐん歩く。

おお、見えてきた!
川沿いを歩く
なにか分からないけど、かっこいい。
謎の構造物
安治川大水門というらしい。
水門だったよ
看板発見。
説明の看板
辺りには放置車両が。
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帰りに川を渡っている橋からみたら、水門の稼働日が書いてあった。しまった、その日はもう大阪にいない。また後日。

名前が分かったので検索してみたら、なんと!あと2つ同じものがあるらしい!!! 「3大水門見学会」という大阪府のウェブページを発見したが、見学できる対象が小学生だ。 > オレ無理。

地図で確認すると確かに3つあった。

  • 安治川大水門(この前の水門)
  • 木津川大水門
  • 尻無川大水門

これらは、防潮水門というらしい。安治川大水門も最初から地図を見ていれば名前が分かったはずが、グーグルアースの航空写真しか見てなくて見るのを忘れていた。(※当時はまだGoogleストリートビューはありませんでした:2011.2.22追記

知識を仕入れてから見に行くと感動も薄まるような気もするのでこのくらいがちょうどいいか。というわけで、残り二つの大水門を見に行ってきた。大阪行きのついでに大水門めぐり。東京7時発→新大阪→芦原橋駅で、最初の目的地の木津川大水門を目指す。

まったく土地勘がないにもかかわらずあまり地図も見ずにとりあえず川を目指す。川に出ればあとは川沿いに歩いていけば大水門が見えるはず、と思っていたのが間違いだった。結構歩いたけど川に着かない。そろそろ公園があるはず…。あった! 公園の入り口通路を人がぞろぞろ歩いていたのでそこを進んでいく。

有刺鉄線つきフェンス

なぜ有刺鉄線つきのフェンスが? ふつうの公園に見えるけどなにか重要施設があるのだろうか? なんとなく不思議な雰囲気の公園である(あとで調べたら西成公園というところだった)。

公園に入ったらそこはテント村だった。しかも人がいっぱいいる。何か間違ったような気もするが、そのまま真っ直ぐに進んで通り抜けた。公園を抜けたところは川岸に工場があるところだった。

良かった。このまま下流に進んでいけば…

ここはどこ?
道に迷い中
・・・・・
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このまま行くと行き止まりになる予感がしたので、進む道を変える。ここで地図を改めて見直すと、自分で思っているよりもはるか下流のほうにいたのだった! どこで間違ったのかさかのぼると駅を出たときから方向が間違っていたみたい。初めて行く場所はよく地図をみましょう。 > オレ

そして時間をロスすること約1時間。やっと目的地の木津川大水門に到着。

本体部分が緑色。
木津川大水門
横から見たところ。
木津川大水門、横から

そして、少し下流にある落合上渡船場から川を渡ることにする。渡し船があると地図に書いてあったけど、なんと料金は無料だった。ふつう乗り物が無料なんてことはないのですごい。

渡し船からみた水門。
渡し船からみた水門
渡ったところにある渡し船場からみた水門。
渡し船場からみた水門

上流に架かっている橋からも水門を見て、次の尻無川大水門に向かう。

上流方向から見た木津川大水門。かなり大きい船も通るためにあの半円形の水門なのだろうか。
上流方向から見た木津川大水門

次の目的地の尻無川大水門に着いたら、水門が動いている!

フェンスの中に入ってビデオカメラを回している人たちがいたので、入っていいですかと聞いたら「構わない」とのこと。関係者の視察かと思ったら、普通に見に来て職員の人に入れてもらったらしい。というわけでご一緒させてもらう。着いたときはもう30度くらい傾いていた。完全に閉じるのに30分くらいは掛かるみたいです。

ゆっくり閉じていく。
ゆっくり閉じていく
閉じた水門を横から見たところ
閉じた水門を横から見たところ
半円形の水門が閉じた後は横にある副水門の扉が閉まる。
副水門の扉が閉まる
完全封鎖。
尻無川水門閉鎖

閉まっているところを上流から見るために尻無川に架かっている橋に向かう(忙しい)。

HOLGAの6x6画角だと水門が遠い。
上流から見た尻無川大水門

今度は開くところを見るために先ほどとは反対側に行くことにする(忙しい)。

水門が開く

フェンス越しに水門が上がっていくところを見学。こちら側のほうが水門本体に近いので迫力がある。

横から見たところ。水門の巨大さがわかる。
水門を横から見たところ

下流側から見ることは出来ないかと思って下流側に歩いて行ったら持っていた地図には書かれていなかったが、渡し船乗り場があった。そしてまた渡し船に乗り元の場所に戻る。

渡し船から見た尻無川大水門。開いていく途中。
開いていく途中
尻無川大水門 1970年11月
ここにもタイフウ看板。
タイフウ看板

写真はすべてHOGLA120Nで撮影。