シグマ 19mm F2.8 EX DN (Eマウント)評

シグマ19mmをつけたNEX-7
Sony NEX-7 with シグマ 19mm F2.8 EX DN (Eマウント)

軽量小型でちょっと広角(35換算で28mm)なシグマ19mmを普段づかい用に購入。普通の一眼レフレンズに比べると安いので安易に買ってしまって危険だわ。

絞りすぎなければしっかりした良い画質。MF時のピントリングも回しやすく、コンパクトで使いやすい。NEX-7はコントラストAF方式なのでピントが前後してから合焦するが、その行ったり来たりの動作がE18-200mmに比べると少し遅い。

インナーフォーカス方式でフォーカシングしてもレンズの長さは変わらない。

シグマ 19mm の最短撮影距離 表示
レンズ下部に撮影距離の表示(最短撮影距離 20cm)

ピントリングの回転方向は ソニー純正Eマウントレンズと同じ(近距離 ⇔ ∞ )

解像力のある絞り値

タイル平面壁をRAW(カメラ内補正なし)とJPG(カメラ内補正あり)を同時撮影して画質を調べました。

sigmaE19 タイル壁

RAW

RAW画像(現像はPhotoshopCS5 CameraRAW6.7, レンズ収差補正なし)の中心部は、f4.0〜f8.0までが良く、周辺部は、f5.6〜8.0が良い。f11以上絞ると画質が悪くなり、f22は最悪。周辺減光はf4.0までは顕著、f5.6以降は絞っても変わらず。周辺部には最小絞りまで色収差が残る。被写界深度を考慮しなければ、常用絞りはf5.6〜8.0が良いかな。

中心部 f5.6
sigmaE19 中心部 f5.6

中心部 f22
sigmaE19 中心部 f22

JPG

シグマレンズはソニー純正レンズと違ってカメラによるレンズ収差補正は行われない、と思いきやJPG画像はレンズ補正がバッチリ効いていた。すごいぞ!ソニー&シグマ!

JPG画像は解像力のある絞りはRAW画像と同じ、周辺減光も同じ具合。ただし色収差、歪曲収差は補正されている。

周辺部 f8.0 レンズ補正なし RAWから現像
周辺部 f8.0 カメラ補正なし RAWから現像

周辺部 f8.0 レンズ補正あり JPG
周辺部 f8.0 カメラ補正あり JPG

フード&フィルター

シグマ 19mm F2.8 EX DN (Eマウント) 前玉
前玉はレンズ先端ぎりぎり。

シグマ 19mm F2.8 EX DN (Eマウント) フード
付属フードは浅め。着脱はバヨネット式。

シグマ 19mm F2.8 EX DN (Eマウント) フィルター径 46mm
フィルターはフード内側に取り付け可能。46mm径。

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