NEX用(SONY Eマウント)HOLGAレンズを買いました

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ブラックコーナーエフェクター付き ソニーNEX用 HOLGAレンズを購入。
NEX用 HOLGAレンズ

NEX用 HOLGAレンズは、その良くない写りに定評のあるHOLGA120のレンズでなく単に、ブランド名としてのHOLGAの名が付いたレンズです。

HOLGA120のレンズは低品質かつ、イメージサークル(正常な映像が映る範囲)よりもフィルムサイズが大きかったため周辺減光が顕著でした。NEX用 HOLGAレンズは周辺減光を描出するために、「ブラックコーナーエフェクター」なるものがレンズ後部に取り付けられています。

ブラックコーナーエフェクター
ブラックコーナーエフェクター
HOLGAレンズは黒よりも白いほうがオモチャっぽい。
ピント指標とレンズ取り付け指標を兼用しているため、フィルムHOLGAではレンズ上面にあったピント指標がレンズ側面にくる。このいい加減さは HOLGA流。
同位置、同露出でE18-200mmと比較撮影した結果、NEX用 HOLGAレンズは、公称 25mm/F8ですが、実測では 31mm / F11+2/3となりました。

NEX用 HOLGAレンズは電気接点がないレンズなので、カメラ設定で「レンズなし時のレリーズ」を「許可」にしておかないとシャッターが切れない。

フィルム HOLGAカメラは天気によってフィルムを選ばないとちゃんと写らなかったけれど、デジタルカメラなのでどんな天気でもそのままオート撮影で余裕で写すことができる!

NEX用 HOLGAレンズで撮影

周辺減光があって一見トイカメラ雰囲気っぽい。だが暗すぎる!

四隅が暗くなる原因のブラックコーナーエフェクターを外す。穴にボールペン突っ込んでグリグリ剥がした!

without ブラックコーナーエフェクター

再度、E18-200mmと比較撮影。

ブラックコーナーエフェクターを外した結果、実測では31mm / F8+1/3となり絞り値はほぼ公称通り。レンズの有効口径が大きくなったことで画質が低下して柔らかい描写になった。

NEX用 HOLGAレンズ(ブラックコーナーエフェクターなし)で撮影

画面周辺が紫色っぽくなるのはNEX-7で一部のレンズを使ったときに起こる問題(ファームアップで解消する可能性あり)らしいが、普通なら欠点ともいえるこの現象、トイレンズならありなんじゃないかな。