LensAlignでピントの確認をする

2010年7月1日

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LensAlign

オートフォーカスカメラはファインダー内の測距センサーにピントを合わせたいものを重ねて、シャッターボタンを押すとピントが合う。

何らかの理由で、カメラは合焦マークが出ているのに実際にはピントが合っていない場合があり、これが原因でレンズの解像力が低下してしまうことがある。

レンズの性能を発揮させるために、まずオートフォーカスの精度を確かにしておかなくてはならないので、「LensAlign」を使ってオートフォーカスの精度を確認、調整をしています。

LensAlignの使い方はとても簡単で、前面にあいた穴から後面の赤いマークが写るようにレンズをセットして、オートフォーカスでピントを合わせ写真を撮るだけ。ピント位置はLensAlignにセットしてある定規上の目盛りに表れるので、ピントが正しいかどうか即座に判断が付く。

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これでフィルム面とLensAlign前面が平行になっているということ

lensalign-scale.jpg
スケールの「0」のところにピントがあれば問題なし
Photoshopなどで画像にエンボスフィルターを掛けると判断が付きやすい

さらに、AFマイクロアジャスメント機構がついているカメラでは、これを目安に使ってピント調整を行うことも出来る。この機構が付いていないカメラはメーカーに調整を依頼するしかない。

これを使う以前は、距離目盛りをプリントした紙を斜め上方から写してピントチェックを行っていたが、LensAlignの方が実際に近い撮り方で精密に調べられるはず。