「年次訪問者調査の参加者に特別に選ばれました」の怪しさ
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あなたは、2017 年年次訪問者調査の参加者に特別に選ばれました！是非、Chrome についてのご意見をお聞かせください。感謝の印として、HD Streaming Movies®を獲得するチャンスが与えられます！
これは一見して詐欺と分かりますが、うっかり騙されて先に進んでしまう人もいるのだろうなーと思うので、なんで怪しいと分かるの？ということを解説。まあ、うっかりしている人はこの記事には辿り着かないとも思うのですが……。
基本的なこととして、今まで見ていたページに関係がなく何らかの入力を要求するアンケート等がいきなり表示されるものは２００％詐欺です。上記のページが出たときは唐突で、読んでいたページに悪意ある広告が表示されていたに違いありません。バナー広告の上をカーソルが通過すると該当アンケートが表示されるなどの仕組みが用いられていたと考えられます。
まず、URL（ドメイン）が「022252.xyz」という意味が込められていそうにもない数字列と誰でも取得可能なxyzドメインです。ドメインはその取得資格から信用を表すことができ、日本の政府機関であれば「go.jp」、地方公共団体は「lg.jp」、会社組織は「co.jp」を使うことができます。信用が必要な調査アンケートなどにあえて「xyz」などのドメインを使う意味はありません。
「特別に選ばれました！」は「特別に（詐欺るために）選ばれました！」ということですね。選んでほしくない！
「Chrome」はブラウザの正式名称ではありません。正当なアンケートであるならば「Google Chrome」と正しい名称を使用するはず。
「HD Streaming Movies®」は、日本語に翻訳するとYoutubeなどの配信映像の意味。「®（登録商標）」を付けると製品名ぽいので付けておくかーという感じでしょう。きっと実際の製品名を付けると訴えられたりするんでしょうねー
そんな突っ込みどころ満載の詐欺アンケートなので、私だったら即閉じしますが、これ進んでいったらどうなるの？と試してくれている人もいるので続きが気になる人は探してみてくださいね。
ドメインについての参考ページ
- ドメイン名 - JPNIC
- ドメイン名のしくみなどを分かりやすく解説。
- 種類と対象 | JPドメイン名の種類 | JPドメイン名について | JPRS
- 組織の種類により取得制限を設けている属性型ドメインの一覧があります。
- ようこそzei.tokyo.jpへ
- 誰でも取得可能な「tokyo」ドメインを東京都が公式ページのひとつに採用していることへの注意勧告。