キャリブレータは劣化する

2009年10月3日

i1 Display
いままで使っていたi1 Display。

キャリブレータがあれば永久に正しい色に調整してくれる、これさえあればOKと信じていたのですが、どうやらそうでもないようです。

キャリブレータは徐々に劣化していき、精度に問題が出てきます。

今まで使っていたキャリブレータは、i1 Displayという機種で、モニタはEIZO FlexScan L997を使っています。これはハードウエア・キャリブレーション未対応なので、キャリブレーション時に手動でRGBと輝度を調整する訳ですが、ときどき輝度調整の数値が大きく変わることがあったり、画像のハイライト部分が見えている以上に階調が残っていたりしていました。モニタではかなり白飛びしているのに、データ数値は結構あったりそんな感じ。

そして近頃、デスクトップのグレー壁紙やウインドウのグレーの部分など、本来はグレーに見えなければいけないところが微妙に赤く感じていて気になっていました。


数値的には正しく調整されているにもかかわらず、全体的に赤みがかって見える。スクリーンショットの色は見る人のモニタの発色に左右されるのでこのイメージは少し大げさに表現しています。

これはどうやらキャリブレータの劣化で、解決策としてはキャリブレータを買い直すしかないようです(i1 Displayは精度の再調整は不可)。

そこで、買い直すならより高性能なキャリブレータを買う方が良いのではないか?、と考えてみた。

初めて、キャリブレータというものを知ったときのi1 Displayの上位機種は確か30万円だか50万円くらいして、とても買える値段ではなかったのが気がついたら15〜20万円とだいぶ安価になっていた。まあ、それでも結構しますけどね。

精度劣化の想像図
i1 Display(またはColorMunki)を数年ごとに買い換えていくのが経済的だが、i1 Proを再校正しながら使っていく精度重視が良いか。

i1 Pro
熟考の末、i1 Pro(i1 Basic)を購入(ナショナル・フォート, \148,000)。高性能モニターが買える値段ですが、精度に不安を抱えたまま写真を撮るのも気持ち良くないし。

新しいキャリブレータで調整した結果、画面の赤かぶりはなくなり、輝度もi1 Displayの調整よりは明るくしなくても大丈夫だった。輝度の違いがあったということは、最近の写真は自分が思っていたよりアンダーに仕上がっていたということだ!(恐ろしい…)

この高精度キャリブレータでも精度を保つために年に一回は再校正にだせと取説には書かれていたけれど、なんと、再校正料42,000円+納期約45〜60日[http://www.nationalphoto.co.jp/2F/061019_eyeone_ug.htm]。値段もさることながら、一ヶ月以上もキャリブレータがないというのは大問題。もう一台買わないと再校正にもだせない。代替を貸してくれないかな?

ちなみに、これを海外通販で買うと995ドルで買える(2009/10/1現在, i1Pro Basic/B&H)。これを買って日本でアフターサービスを受けられるならすごくいい買い物だけど、日本エックスライト社のサイトに断り書きがあるのでおそらくだめでしょう。

保証対象外になる場合

次のような場合は、保証期間内であっても保証対象外になりますのでご了承ください。

6. 並行輸入または海外で購入された場合
※ 並行輸入または海外で購入された製品のサポートおよび保証は、その販売店または現地の販売店を管轄するエックスライト社現地法人によって行われます。

http://www.i1color.jp/repair.html

もともと再校正サービスがない i1 DisplayやColorMunkiならお買い得かも。

日本の値段 アメリカで買うと
i1 Display \36,000 $200
ColorMunki \68,000 $400

日本値段はナショナル・フォート。アメリカ値段は、B&Hから。
ともに2009/10/1現在の価格。


2014年4月13日 追記:i1Display の後継モデルが発売されています

X-Rite i1Display Pro(日本語パッケージ)

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